【愛すべき場末雀荘】栃木県小山市フリーマージャン ファイトに行ってきた

麻雀

こんにちは、裏メンくんです。隔週土曜、ピンの東南戦の雀荘で裏メンをしています。

栃木県小山市のフリーマージャン ファイトに行ってきたのでレビューを書いていきます。


(麻雀王国より引用。ゲーム料は700円に値上げしていました)

裏メンって何?って方はこの記事をご覧ください↓

蓼食う虫も好き好き

蓼食う虫も好き好きという言葉があります。

蓼(たで)というのは辛味のある植物で、刺身の薬味として出てきたりします。

蓼のような辛い葉を食う虫もいるように、人の好みは様々だという意味の言葉ですね。

最近のフリー雀荘はマナーに厳しいところが多く、快適に打てます。しかし、いつも快適に打っているとだんだん物足りなくなってきます。

刺身ばかり食べてると箸休めに薬味を食べたくなるのに似ています。

そう、僕は蓼、つまり治外法権の場末雀荘を求めていました。

しかし場末雀荘のコミュニティはクローズドなことが多く、なかなか情報が出回ってきません。

足で探すしかないのです。

今回、栃木県小山市で行った雀荘で僕の人生トップクラスの場末雀荘に行くことができました。

入店・ルール説明

入店

7月某日の土曜日、時刻は16時。小山で私用を済ませ中途半端に時間が余った僕は麻雀王国を開き近所の雀荘を探します。

すると「フリーマージャンファイト」がヒット。掲載内容を見た感じ、場末の雰囲気は感じられませんでした。電話をするとフリーは立っているのでいつでも打てるとのこと。

外観はこんな感じ。このビルの3階にあるようです。

車は交差点の斜め向かいの駐車場に停められました。

3階に行くと入り口が

 

裏メンくん
裏メンくん

こ、これは…場末か!?!?

鍵は開いてるから勝手にセットやってていいよという貼り紙。そして全体的に意識の低いこの感じ。僕の場末センサーがビンビンに反応します。

入店するとフリーが1卓、セットが1卓立っている様子。

歯がボロボロのおっちゃんが立ち番をしていました。

ルール説明

電話した者だと伝えるとルール表を渡されました。丁寧なルール説明などありません。そしてルール表のこの汚さ。

裏メンくん
裏メンくん

場末だ(確信)

3分ほど読んでいるとおっちゃんが大丈夫そうか聞いてきたので、大丈夫と返答します(あんたこそその歯大丈夫か)。

するとルール表に載ってない項目の説明を受けました。まとめるとこんな感じ↓

25000点持ち30000点返し
1.0-20-40
0点はトビ、55000点でコールドゲーム
白ポッチがリーチ一発目のみ有効
祝儀500p:一発・裏・赤(鳴き祝儀)・飛ばし・コールドの場合3人から各一枚
三暗刻が3翻
ゲーム料700円、トップ賞200円

対局

先ヅモ

30分ほどでご案内。僕以外に非喫煙者はおらず、卓上に煙が吐かれ続けています。背中側から扇風機を回すことで難を逃れます。

起家スタート、理牌して僕が第一打を切ると同時に下家と対面の打牌が完了しました。

もう一度言います。

僕が第一打を切ると同時に下家と対面の打牌が完了しました。

理牌していて気付かなかったんですが、対面まで先ヅモをしていた様子。なお下家はメンバーです。

裏メンくん
裏メンくん

キタキタキタあああああああ!!これだよこれ!!(歓喜)

ポーカーフェイスですが、これからどんな技を繰り出してくるのか胸が高鳴り心の中は大はしゃぎです。

片手倒牌

先ヅモに歓喜したのもつかの間、局の終盤に場に高い牌を切ると上家が無言で片手倒牌をしました。赤赤内蔵のタンピンに刺さったようです。

上家「マンセン(ボソッ)」(満貫の祝儀1000p)

上家が左手に何も持ってないのに片手倒牌したことを確認し、笑いをこらえながら支払いを済ませました。

モロヒ

次局、この聴牌が入ります。

五萬を切ってモロヒッカケリーチを打ちました。

すると、数巡後対面のおっちゃんが刺さり、その瞬間

「なあああんやこれ!!!おああああだって!これっ!んもーーアカン!!」

といってモロヒの被害者アピールをしました。しかしアピールもむなしく、全員から黙殺されていましたw

三味線

2半荘目の親番、5巡目に258索待ちの3メンチャンが入りリーチを打ちます。

すると対面のおっちゃんが

「なんや早いのう!降りるのもひと苦労やわぁ」

と言いながら發をポンし、無筋をバシバシ押してきます。

数巡後、僕の現物で脇から1000点をアガり、僕の絶好手が日の目を見ることはありませんでした。ラスでした。

その後も

・6のカンが入ると「肋間神経痛!!」というヤジが飛ぶ

・対局者のリーチを後ろ見して批判するメンバー

・死んでも発声しない上家

・無発声リーチでリーチ棒を出さない客

・卓を揺らす盛大な引きヅモ、からの裏3

など、サファリパークさながらの対局が繰り広げられました。

雀荘ってやっぱりアミューズメント施設なんだな…と実感しましたね。

この雀荘はこのままでいい

マナーが浸透したこの時代、こういう雀士に嫌悪感を抱く人もいると思います。しかし、本来マナーとはそこで打つ人が気持ちよく打つためにあるもです。

ここではこれでいいんです。

いつも真面目なところで打っていると、たまにはこういうところで打ちたくなりますね。

奇特な人間だという自覚はありますが、蓼で箸休めをしたくなるのです。

こうした雀荘は少なくなっていくでしょうね。限界集落に似たノスタルジーを感じつつ、対局中に振り出した雨に打たれながら帰りました。

2→4→2で-12.6k (´;ω;`)

ラストでーす