こんにちは、裏メンくんです。本業の合間に裏メンをしています。
2021年の5月から一人暮らしを始めました。
学生時代に4年間、前職時代に2年間一人暮らしをしたあと、転職で実家に帰り3年間実家に住んでいました。
実家にいた間はやはり驚異的なペースで蓄財が進みましたね。一人暮らしを始めるとそのペースはガクっと落ちるでしょう。
それでも一人暮らしを決意した理由や、不動産仲介業者にぼったくられたことなどを話していこうと思います。
一人暮らしを始めた理由
理由①異動で通勤時間が伸びたこと
4月の人事異動で職場が変わり、通勤時間が伸びました。移動の前も後も車通勤なのですが、20分かかっていたところが30分、といった具合です。
往復で毎日20分余計にかかる計算で、毎日1時間運転することになります。ブログや趣味に時間を充てたい僕としては真っ先に削りたいところでした。
理由②プライベートでも移動時間を節約したかった
僕は地方都市に職場があり、遊びの中心もその都市です。しかし、実家は隣町に位置しています。なので雀荘や居酒屋に行くときも30分以上かけて移動していました。
この引っ越しは通勤時間だけでなくプライベートの時間節約にも寄与することになります。
理由③ICL手術について親と揉めた

マスクが曇ると麻雀にも影響が出ますし(笑)
僕は両親に感謝していますし、尊敬もしています。しかし二人は古風な考え方で、リスクを極端に嫌う傾向があります。ICL手術に反対されることを分かっていつつも、受けたいことを打ち明けました。
そもそもこんなことで親の同意(?)を取ること自体時代錯誤ですが、一緒に住んでいますし、どうせバレることですからね。

事後報告の後に訪れる険悪ムードに耐えられそうにありませんでした
結果、やはり反対にあいました。しかし、お互いに大人です。感情的にならず話し合いをし、子供は所有物じゃないということをやんわりと、しかし確かに伝えました。
結果了承されましたが、条件を出されました。それは一人暮らしを始め、完全に自分ひとりで生活できるようになってから自己責任で手術を受けること。
至極真っ当な意見ですね。二つ返事でこれを了解しました。両親とは今でも仲がいいですよ。
地方の不動産仲介業者はやはりぼったくりだった
前置きが長くなりましたが本題に移ります。今回の引っ越しは関東の地方都市の話ですが、不動産仲介業者はやはりオプションもりもりのぼったくり見積もり書を提示してきました。
事前知識として、こちらの動画を見てみるといいかもしれません。知っているだけで人生得します。
ぼったくりポイント
ぼったくりポイント①仲介手数料1ヶ月分
知らない人が多いですが、仲介手数料は借主の合意があった場合に限り1ヶ月分(+消費税)を請求できると宅建業法で定められています。しかし、案の定その情報を隠し見積書には当然のように仲介手数料は1ヶ月分と表記してありました。
法令通り0.5ヶ月分しか払わないことを伝えると、「それはできません。他の不動産屋に行ってもどこも1ヶ月分ですよ」との回答
つまり意訳すると、
「法律違反のぼったくりをさせてくれないと部屋紹介できません。他に行っても同じです。」
と言ってきたのです。確かに他の不動産仲介業者も同じでした。地域の不動産業協会で徒党を組んで値崩れを起こさないようにしているのでしょう。闇の深い業界です。
ぼったくりポイント②退去時クリーニング特約
賃貸物件を退去する際、借主側は原状回復義務を負いますが、これは契約時とまったく同じ状態に回復させる必要はないという点に注意が必要です。
基本的には、借主の故意や過失によって生じたキズや損傷に対してのみ責任を負い、経年劣化や常識的な範囲内での使用による劣化に関しては大家の負担となると国土交通省のガイドラインに定められています。
しかしそれでは大家の懐が痛むので、契約書の中にしれっと退去時クリーニング特約を混ぜていることが往々にしてあります。今回もそのパターンでした。
国土交通省のURLを添付したメールでガイドライン通りの対応を求めたら
「ガイドラインはあくまでガイドライン。従う義務はありません。」
と強気のメールを返されましたw
しかし本当にコンプライアンス意識の低い業界ですね。
ぼったくりポイント③家賃保証会社必須
家賃保証会社とは、借主が家賃を滞納したときに一旦建て替える業者の事です。が…、そんな優しいところではなく、滞納したら容赦なく取り立てて延滞料も含め回収しに来ます。
要するに金貸し兼取り立て屋ですね。本来メリットを享受する貸主側が負担するべき保証料なのですが、どういうわけか借主が保証料を払うのが通例となってしまってます。
まだ法規制が無く、やりたい放題の搾取ビジネスです。僕の場合は初回家賃0.5ヶ月分+毎月家賃の1%でした。
こちらはいくらでも保証人を立てられるのに
「保証会社に入らなければ契約できません」
の一点張りです。理由は単純で、保証会社からキックバックが大きな収入源になっているからです。
削ったポイント
削ったポイント①礼金
まず礼金は削りました。これは交渉したらすぐに無くしてくれました。
礼金とは「住まわせてもらったお礼に差し上げます。」と借主側が支払うものです。すごくお世話になってどうしてもお礼がしたいとかなら分かりますが、最初から見積書に載っているのは意味不明です。あわよくば取ってやろうという魂胆が見え見えですね。
これを読んだ方も今後必ず交渉しましょう。
削ったポイント②入居時クリーニング
入居時クリーニングで1万円以上乗せられていましたが、内見時にそこまで汚れている印象はなく、全体的に軽く拭き掃除すれば済みそうでした。
これは任意とのことだったので特に抵抗なく削れました。1LDKでしたし、引越し当日に2人で15分くらい雑巾がけして綺麗になりました。
削ったポイント③管理費2,000円
多くの場合賃貸の契約関係は
借主⇒仲介会社⇒管理会社⇒大家
となっています。仲介会社に払うのが仲介手数料、管理会社に払うのが管理費です。今回の物件は管理会社が存在せず、やり取りは借主と大家で直接行う形態でした。なので管理費をゼロにするよう要求し、通りました。ここら辺は仲介会社の担当さんが頑張ってくれました。
仲介会社自体はぼったくり業者ですが、担当レベルでは良い方もいるんですよね。会社の決まりでぼったくらざるをえないだけで…。今回の担当さんがスレずに上り詰め、業界を変えてくれることを祈ってます。
削ったポイント④指定火災保険
火災保険は加入義務があるので削れません。しかし貸主側が保険商品を指定することはできません。しかし割高な保険を指定してマージンを抜くのが常態化しています。
今回指定されたのは2年間で2万円程度のものでしたが、相場からすればぼったくりですね。保険会社の母体を調べると家賃保証会社と同じでした。悪臭で鼻が曲がりそうです(笑)
今回は指定を断りチューリッヒの少額短期保険にしました。年額4,770円です。半額以下に抑えられましたね。
妥協ポイント
妥協ポイント①1ヶ月フリーレント
ここからはぼったくられつつも契約を決めた理由、妥協ポイントを挙げていきます。
一番大きかったのは家賃1ヶ月分フリーレントですね。これで仲介手数料と家賃保証会社でぼったくられた分は帰ってきます。
ただし、1年以内に退去した場合は違約金として1ヶ月分払うという契約となりました。
妥協ポイント②インターネット無料
インターネットが無料で、無線ルーターも完備されていました。しかも各部屋についているようなので、速度も期待できそうです。これだけで月額4,000円程度節約になるので大きいです。
入居してみると、かなり快適な速度でした。これは良かったですね。
妥協ポイント③家電備え付け
主要な家電は備え付けてくれました。洗濯機は乾燥機能付きのドラム式洗濯機にしたかったので、洗濯機だけ既存のものを処分してくれ!という僕の無茶ぶりにも応えてくれました。初期費用がだいぶ浮きましたね。
妥協ポイント④築浅(7年)
職場近くの物件の中では、7年は築浅です。大人の男性が住む洗練された空間にあこがれていたので、多少家賃が高くても築浅にしました。他のところは20年とかがザラでしたからね。
知識武装して納得のいく契約をしよう
今回の契約が納得のいくものかといわれると微妙です。ただ、事前に法律や相場を学んでいたので何がぼったくりで何が適正なのかは見分けられました。そのことで有利な条件を引き出し、妥協ラインまでもっていくことができました。
この経験がみなさんの賃貸契約の参考になること、そして業界のクリーン化を願うばかりです。
ラストでーす
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