こんにちは、裏メンくんです。本業の合間に裏メンをしています。
今日は株式投資について思っていることを書いていきます。
麻雀と株式投資は同じ資質が求められる
僕は常日頃から声を大にして言いたいことがあります。それは、麻雀が強い人は株式投資の適正があるということ。
理由は、期待値の概念を理解していて短期的なマイナスに動じないメンタルを持っているからです。
麻雀と株式投資の両方に造詣が深い人はきっと共感してくれるのではないでしょうか。
この記事では株式投資と麻雀の共通点について解説します
後半では僕が実際に買っている投資信託を紹介してます
期待値について理解が深いから
麻雀で強くなるために欠かせない考え方に期待値というものがあります。
赤坂ドリブンズがMリーグ2018レギュラーシーズン中の敗戦時に「期待値は稼いだ」と言っていましたが、非常に麻雀の本質をとらえた言葉だと思います。
今回たまたま悪い目が出たが、十分な回数を繰り返せば必ずプラスの選択だった。と言いたいわけです。
麻雀強者は期待値に対する理解が深いので、短期的にコインの裏が連続で出ても気にせずにコインを投げ続けることができます。
これこそが投資に求められる重要な資質なのです。
役なしカンチャンドラ1リーチと長期分散インデックス投資の共通点
役なしカンチャンドラ1リーチ
昔は一般的に役なしカンチャンドラ1リーチは悪手であり、やってはいけない行為とされていました。
しかし、2004年に『科学する麻雀/とつげき東北』が出版されたことにより統計学的見地から麻雀を解析する潮流が生み出され、現代麻雀へと発展しました。
今では、少し麻雀を勉強した人なら役なしカンチャンドラ1をリーチしないのは弱者だと知っています(点数状況が特殊な場合は抜きにして)。
もちろんアガれない確率の方が高いですし、親に追っかけられてひどい目をみることもあります。
それでもリーチをかけない場合と比べて期待値はプラスとなり、試行回数を増やしていけば確率が収束し結果となって現れます。
ヌルいダマをしていたおじいちゃんがツモると、リーチされてなくて良かった~ってホッとしますよね(笑)
投資の王道と言われる長期分散インデックス投資とは
インデックス投資をすごーく簡単に説明すると、
各種の株式指数に連動する投資信託を買う投資手法のことです。
株式指数で身近なものには日経平均やジャスダックがありますね。米国だとS&P500やダウなどがあります。
日経平均が3万円を突破!といったニュースの3万円の部分が指数の値ですね
そういった指数の中から長期的に右肩上がりになっていく指数を選び、その指数に連動する投資信託を定期的に買い進めていく。これが長期分散インデックス投資です。
こういった投資信託は数百、数千の銘柄を分散して買うため、急激な値上がりも暴落もなかなか起こりません。
大勝はできないし、短期的には負けることも全然あります。
ですが、数年単位で負けても20年以上運用して十分な試行回数を重ねればプラスになる可能性が著しく高いのです。
このグラフは、1800年に各金融資産に1ドル投資したら、現在いくらの価値になっているかを表したグラフです。
1ドルが200年で60万ドルに化けました。重要なのは、どの20年を切り取ってもリターンがマイナスになったことがないという事実です。世界恐慌があろうと、世界大戦があろうと、資本主義経済は成長し続けてきました。
一方ドルのまま持っていた場合は0.07ドルの価値しかありません。これはインフレによってモノの値段が上がり続けたから(=お金の価値が下がり続けたから)です。明治時代の1円は今の2万円の価値があったそうですから、他国の事は関係ないと考えてはいけません。
✅長期投資では株式に勝る資産はない
✅現金の長期保有は自殺行為
ということです。
日銀いわく、日本は年間2%のインフレを目標にしています
次に、株式の期待リターンを見てみましょう。これは、名著『敗者のゲーム』に登場するグラフで、各資産クラスが取りうるリターンを保有期間別に表したものです。※インフレ調整後
1年間株を保有した場合の運用成績は-48%~+53%の中に収まることが分かります。短期保有はギャンブルですね。極端な話、カジノに行くのと変わりません。
しかし10年、20年と保有し続けると株式の期待リターンはプラス域で収束します。運が良ければその運用利回りは10%を超えます。運が悪くても1%程度の利回りは獲得できています。ほかの資産クラスから群を抜いていることも見て取れますね。
銀行に預けといたとして、金利がいくらか…、言わずもがなですね
語弊を恐れず言えば、長期保有をして初めてギャンブルから投資に変わるんです。
共通点①:地味だが長い目で見ると大きなプラスをもたらす
役なしカンチャンドラ1リーチと長期分散インデックス投資の共通点の一つ目は、地味だが長い目で見ると大きなプラスをもたらすということです。
下のグラフは楽天証券の積立シミュレーションというサービスで作れます。
毎月の積立額を3万円、運用期間を30年、リターンを先ほどのグラフから5%に設定しました。
元本が1,080万円なのに2,500万円近い資産に成長しました。これが複利の力ですね。適切な投資先に若いうちから投資すれば、老後2,000万円問題は解決しちゃうんです。これを促す制度がiDecoや積立NISAですね。
アインシュタインは、この世で一番強力な力は何か?という問いに対して「複利の力」と答えたそうです(笑)
このように、長期分散インデックス投資は短期的に見れば地味な成績でも、愚直に長く続けていけば生涯成績に大きなプラスをもたらしてくれます。役なしカンチャンドラ1リーチと一緒ですね。
共通点②:リーチする人しない人、投資する人しない人で決定的な差が生まれる
役なしカンチャンドラ1リーチと長期分散インデックス投資の共通点の二つ目は、リーチする人としない人、投資する人としない人で決定的な差が生まれるということです。
少々乱暴な言い方ですが、、リーチしてしまえば待ちが何だろうが大きな差はなく、投資を始めてしまえば(まともな商品であれば)どの商品に投資しても大きな差はないのです。
一つ目のグラフは米国株の代表指数S&P500と連動する投資信託eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。日本で言う日経平均だと思ってください。2018年からの2年間強で約+50%となっています。
二つ目のグラフは日本以外の全世界の株式を分散して買う投資信託eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)です。19年からの2年間で約+30%となっています。
この二つは長期分散インデックス投資向きの投資信託の中でも特に人気のある商品です。この期間は米国株が絶好調だったので2年間で20%の差がありますが、期間によっては全世界株が勝つことも大いにあります。どちらが勝つかは誰にも分かりませんが、いずれにせよ投資を始めない人とは歴然とした差がついていきます。投資を始めない人は機会損失を垂れ流すからです。
もちろん株式投資をすると短期的には負けることもあります。リーマンショックやコロナショックみたいなのがきて半分になることもあるかもしれません。というか、15年も運用すれば含み損を抱える瞬間は必ずあります。その恐怖に打ち勝って「リーチ」と言える人が最後に笑うのです。
僕は今回紹介した
のどちらも保有しています。今は買い進めている最中ですが、2年後には資産の60%をこのふたつの投資信託にする予定です。
まとめ:世の風潮にまどわされず、合理的に考える
麻雀強者は株式投資に向いている理由を解説しました。
カンチャンリーチは悪だ
投資はギャンブルだから貯金しとけばいい
こういったことを言う人には共通点があります。それは、統計的根拠なく感情論で否定しているということです。本人に悪気は無いんですけどね。
こういった世の風潮にまどわされず、合理的に考えましょう。
ただ…、麻雀が強くても
・入ったお金をすべて使ってしまう人
・新しいことを覚えるのに過度のアレルギーを起こす人
・ギャンブルそのものが大好きな人
こういう人だと難しいので、例外もありますね(笑)
もしこれを読んでいるあなたが役なしカンチャンドラ1をリーチできて、上記に当てはまらない堅実な人なら、余裕資金で投資を始めてみましょう。
証券会社は、SBI証券か楽天証券ならどちらを選んでも正解です。
証券口座はポイントサイト「ハピタス」経由で開設するとお得です。面倒くさがらずに拾えるお金は拾っておきましょう。
ラストでーす
コメント