初めてフリー雀荘に行く人へ!店選びから退店までの流れを徹底解説

麻雀

みなさんはフリー雀荘に行ったことがありますか?

知らない人と打つのは怖い
フリー雀荘に行ってみたいけど敷居が高い
点数計算自信ないんだけど…
怖いおじさんばっかりなんでしょ?

こんな声をよく聞きます。確かに昔はそういった面もあったかもしれませんが、今では怖い雀荘を探すほうが難しいです。点数計算ができなくても大丈夫です。

この記事ではフリー雀荘デビューを考えている方にお店選びから退店までの流れを手取り足取り教えます。

また、お店に気に入られるご新規さんになるためのコツも教えます。

フリー雀荘とは

雀荘にはフリーとセットの2つの営業形態があります。今回はフリーについて解説していきます。

フリー
フリーとは、1人で雀荘に行って他のお客さんや従業員と店のルールで麻雀を打つことです。自分でメンツをそろえる必要がなく、好きな時間に行って好きな時間に帰れます。1ゲームあたり数百円のゲーム料がかかります。

セット
セットとは、雀荘の麻雀卓だけを使わせてもらうことです。自分でメンツをそろえる必要がありますが自分たちの好きなルールで見知った人たちと打てます。1時間あたり1,000~2,000円程度の料金を雀荘に支払います。

雀荘を選ぼう

主要駅周辺で検索してみよう

自分の住んでいる地域の主要駅周辺で探してみましょう。雀サクッ、麻雀王国などのサイトが便利です。車で行く場合、駐車場があるかどうかも確認しておきましょう。

レートを把握しよう

ノーレート雀荘もぽつぽつ出現してきましたが、ほぼすべてのフリー雀荘でお金を賭けているのが実態です。予想外の出費とならないように事前にレートを把握しておきましょう。
ただし、お店に電話しても教えてもらえないことも多いです。お客に賭け麻雀をさせていることを自白することになるからです。そんな時はゲーム料はいくらかを聞きましょう。

 ●0.5(テンゴ 千点50円)の場合1ゲーム450円以下

 ●1.0(テンピン 千点100円)の場合1ゲーム500円以上

レートが高いほどゲーム料も高くなります。相場は上記のようになっているため、ゲーム料が分かればレートが分かるというわけです。実際にお店に行けばしっかり教えてくれるので、来店した際は確認しましょう。

ルールを読んでおこう

雀サクッや麻雀王国にルールが載っている場合は事前に確認していきましょう。来店時にもルール説明はしてもらえますが、その時にすべて覚えるのは無理があります。また、心の余裕にもつながるので麻雀の成績にも直結します。
特に覚えておきたいルールは以下の5つです。

聴牌連荘かアガリ連荘か
オーソドックスなルールは親が聴牌していたら親は変わらずもう一局ですが、最近の雀荘では親がアガった時だけ連荘というルールも多いです。押し引きに大きな影響を与える要素なので、確認しておきましょう。

祝儀(チップ)の金額と付き方
祝儀とは一発や赤ドラ、裏ドラを含めてアガった際のボーナスのことです。ロンの時はアガった相手から、ツモの時は全員からもらえます。祝儀は、現金もしくはあらかじめ換金したチップで支払います。
祝儀が1枚何円か、赤ドラに祝儀がつく場合はメンゼン限定なのか鳴いてもつくのか確認しておきましょう。

トビ・コールド終了
誰かの持ち点がマイナスになったら終了というルールを採用している雀荘がほとんどです。稀に0点ちょうどはトビ扱いとする店もあります。
また、誰かの持ち点が一定値を超えるとコールド終了としている雀荘も多いです。6万点としている雀荘が多い印象です。

一本場の点数
オーソドックスなルールでは300点ですが、1500点としている雀荘もあります。

途中流局
四風連打、九種九牌、四人リーチが起こった際どういう取り決めになっているのか確認しておきましょう。

麻雀中のマナーを押さえておこう

山を前に出す
局の開始時、対面の人がツモりやすいように自分の前の山を少し前に出しましょう。

先ヅモをしない
ツモ牌に触るのは上家の打牌が完了してからにしましょう。

発声を明確にする
無言での行為はNGです。たまに無言で倒牌するおじさんがいますが、かっこいいと思っているのは本人だけです(笑)
厳しい雀荘だと罰則を取られることがあるのでしっかり発声しましょう。

手牌に入れる前に打牌する
極力スムーズな進行をするために、ツモってきた牌を手牌の中に入れる前に打牌しましょう。手出し・ツモ切りをはっきりさせ、競技性を保つねらいもあります。

サイドテーブルは左側を使う
ほとんどの人は右手でプレーします。濡れたコップを触った指で牌を触ったりしないよう、左のサイドテーブルを使いましょう。

利き手だけでプレーする
両手が卓上にあるとイカサマの疑いをかけられてしまいます。あらぬ疑いをかけられないためにも理牌後は利き手だけでプレーしましょう。

強打をしない
雀荘は知らない人と遊ぶ場所です。怖がらせるようなことはせずソフトな打牌を心がけましょう。
負けてイライラする人ほどかっこ悪い人はいません。ひどく負けてるお客さんに「俺じゃなかったらもっと負けてるね」と笑顔で言われて惚れたことがあります。

鳴く時は 発声→晒す→切る→もってくる の順
スムーズな局進行のためにこの順序にしましょう。プロ対局ではもってきてから切っていますが、あれはテレビ対局用です。雀荘のルールに従いましょう。

ラス半コールをする
このゲームで終わりにすると決めたらスタッフにその旨を伝えましょう。雀荘側はお客さんの数に応じて卓組みを考える必要があるためです。
雀荘用語で、お客さんが突然帰ることを「突ラス」と言います。突ラスをすると次のゲームができなくなることがあるので絶対にやめましょう。

三味線をしない
嘘やまぎらわしい表現で相手のミスを誘う発言を三味線と言います。本人に騙す気がなくても、「まいった~」とか「しまった~」と言った直後にロンされたら腹が立ちますよね。
これをされたらラス半コールをして、その客の店での立場を悪くするという高等テクニックもあります(笑)

行く前に電話しよう

初めてフリー雀荘に行く場合、事前に電話することをオススメします。その時に初めてである旨を伝えましょう。この電話をすることで

●そもそもフリーが打てる状況か

を確認できることに加えて、

●店側もルール説明をする準備ができる

と、双方に対してメリットが生まれます。
このように雀荘側のやりやすさ気を遣えるお客さんはお店側から非常に気に入られます。
良いサービスを受けたければ良い客でなくてはならないということですね。

持っていくもの

✅お金
3ラス分くらいは持っておきたいところです。
0.5なら15,000円、1.0なら25,000円くらいあれば安心して遊べます。
次飛んだら負け分を払えない状態で次のゲームに参加しないようにしましょう。

✅袖がひらひらしない服
袖で山を崩さないために袖がすぼまった服や腕まくりができる服でいきましょう。

✅タバコ対策
フリーのお客さんの喫煙率は高いです。最近はアイコスの人も多くなりましたが、臭いが気になる人はマスクやのど飴等のタバコ対策を持っていくことをオススメします。
都心なら禁煙雀荘も増えてきましたね。

来店からの流れ

入店

初めて雀荘のドアを開けるときは緊張すると思いますが、電話しておけばいくらか安心します。勇気を出して入店しましょう。
ドアを開けたら店員に電話したことと初めてであることを伝えましょう。

ルール説明

店員の手が空き次第、ルール説明をしてくれます。対局中にも聞けるので一度で覚えなくて大丈夫です。

両替

対局中のお金のやりとりを現金で行う雀荘とチップで行う雀荘があります。
後者の場合このタイミングでチップを買いましょう。チップは退店時に換金してくれます。

ご案内

入れる卓が空き次第ご案内されます。席に座るときは「よろしくお願いします」と同卓者に挨拶しましょう。
また、点数計算に自信がない場合ここでそのことを同卓者に伝えましょう。ことわっておけば誰かしらが点数を教えてくれます。

麻雀を打つ

思う存分腕を振るいましょう。
勝ち負けの清算は1ゲームごとに行いますので、指示に従いましょう。また、トップを取った人がお店に数百円を渡すトップ賞という文化があり、お店のイベントの原資になったりします。
ゲーム料も1ゲームごとに支払うので、お店の指示に従って支払いましょう。

ラス半コール

最後のゲームの前にラス半コールをしましょう。お店によっては南場に入る前でOKだったりします。

退店

チップに両替していた場合ここでチップを現金に換金します。最初にいくら換金したか覚えておくと収支が分かります。

おわりに

雀荘は紳士淑女の社交場であり、アミューズメント施設です。今ではMリーグや雀魂の影響もあって若い人がどんどん多くなってますね。

麻雀が好きが集まる場所ですので、麻雀が好きなら居心地がいいと思いますよ。

また、初めて行くならマーチャオやZooなどのチェーン店がオススメです。

この記事で一人でもフリーデビューしてくれたらとても嬉しいです。一緒に良い麻雀ライフにしていきましょう。

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